サプリメント

以下原文のまま
「市販されているサプリメントは残念ながら、すべてが良質なものとはいえません。中にはほとんど効果がないものや、添加物が多く含まれていて身体に有害なものさえあるのです。
　私たちが普段、クリニックでお勧めしているサプリメントは、医薬品同様に高い基準（GMP基準または準拠）で作られています。栄養濃度が高く、体内において効率的に消化吸収されるという特徴があります。
　一方、市場に出回っている安価なタイプのものは、あくまで食品レベルで作られているために、効果のある栄養がどれほどは言っているかは疑問。とくに水溶性のビタミンCやビタミンBは水に溶かすだけで壊れやすくなり、熱処理にも弱いというデリケートなものなので、製造過程で栄養の効果が失われやすいのです。
　とはいえ、パッケージやラベルを見ても、その差は分かりません。
　選ぶときのポイントを挙げるなら、安価すぎるものを選ばない事です。かといってとにかく高価なものがいいかというとそう一概にはいえませんが、サプリメントの値段は品質を反映しているという事を知って欲しいのです。体内で効果的に働くものを作るためには、原材料に天然素材を使用したり、製造の技術やノウハウも必要になりますから、それなりの価格になる事は当然だと私は思っています。
　とくにヘム鉄の差は歴然。ヘム鉄となるヘム鉄パウダーは非常に高価なもの。安いヘム鉄のサプリメントは効果が期待できないかもしれません。
　また、ひとつで多様な栄養を摂取できるというマルチビタミンやミネラルは、便利なようですが、その効果は微妙なところ。製造時にビタミン同士の化学反応が起きてしまったり、ミネラルとの相互反応による分解が生じたりと、役に立たない製品も多いのです。できることなら自分に必要な栄養素を吟味して、サプリメントを選ぶのが理想です。」

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