ミネラル不足が根本原因だった】(地球を救うより)
炭水化物、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラルを五大栄養素といいます。この中でミネラルだけは、他の栄養素のように体内で作り出すことができません。私たちは、食べ物や水を通して、ミネラルを摂取しなければならないのです。問題はその食べ物にありました。 人も動物も、植物からミネラルをもらいます。植物は土壌からミネラルを吸収するのです。化学肥料と農薬によって破壊された土壌には、細かい岩石としてのミネラルは含まれていても、生物が使えるようなイオン化されたミネラルや有機ミネラルは、十分には含まれていないのです。 含まれていても五十年前の半分以下(おそらくはそのまた半分以下)であるといわれるほどですから、私たちの体は、絶対的なミネラル不足、特に微量元素不足になっているのです。
「ミネラルは自己治癒力を高める」
人体の生理作用に、明らかに必要な栄養素として、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどの常量ミネラルと、鉄、亜鉛、コバルト、マンガンなどの微量元素と呼ばれるものの存在が知られています。 ミネラルについては、科学的にまだ解明されていない部分が多くあり、漠然としたイメージで理解されていることが多いようですが、ミネラルの不足が人体に及ぼす影響の大きさは無視できません。 ほとんどの生活習慣病に「多種ミネラル」を活用すると、確かに大きな治療効果をあげることができるのは、歴然たる事実です。 最近、ICPmsによって、非常にわずかの元素の質量も測定できるようになりました。微量元素の科学的な研究が可能になったのです。成果が期待されますが、ミネラルが現代病に関係していることに思いをおよぼさない多くの科学者たちは、その重要性に、まだ気づいていません。 ミネラルを投入すると、ガン、糖尿病、アトピー性皮膚炎、脳梗塞の後遺症などの症状には、顕著な改善が見られます。もともとこれらの生活習慣病は、ミネラルの欠乏によって引き起こされたものですから、ミネラルを補給すれば、症状が改善されるのは、しごくとうぜんのことなのです。 花粉症の治療に、「多種ミネラル」を併用すると、ほとんど回復します。
「二次的要因に振り回される現代医療」
今まで私たちは、大気汚染、水質の悪化、食品添加物、ダニなどの存在が、花粉症の原因であると疑ってきました。しかしこれらは、二次的な要因にすぎないのです。 ガンや糖尿病の遺伝子が問題なのではなく、ミネラルが欠乏することで体内の微妙な代謝のバランスが崩れて、ガンや糖尿病の遺伝子が思いもよらないときに活動を始めて、病気になってしまうことが問題なのです。 ミネラルはすべての代謝に直結していますから、ミネラルの欠乏はただちに病気に直結します。 化学肥料や農薬によって土壌が汚染される無機農法以前の、ミネラルが豊富に含まれていた土で育った野菜を食べていた時代には、私たちはミネラルの存在を知らなくても何の問題もなかったのです。現在のスーパーなどで売っている無機野菜に、微量元素が壊滅的に少なくなってきたことから、問題にせざるを得なくなってきたのです。
つい最近の科学技術庁の報告では、有機農法(戦後すぐのもの)のニンジン、ほうれん草の鉄分と、無機農法(現在のもの)での鉄分含有量の違いが比較されていますが、無機農法による無機野菜に含まれるミネラルは、有機栽培のものの七分の一から二十分の一と少ないことが判明しています。
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