脳は糖を欲しがり、腸は糖の摂り過ぎを嫌がる

糖の過剰摂取をしてはいけないが、ランニングでは特に適切な摂取は必要。

 

●脳は糖を欲しがり、腸は糖の摂り過ぎを嫌がる

脳や筋肉、肝臓、腎臓といったエネルギー要求度が高い臓器は、主としてミトコンドリアエンジンで、赤血球や皮膚の細胞は主として解糖エンジンでエネルギーを得ているということをすでに述べました。

 

しかし、私たちはこの2種類のエンジンの連携によってエネルギーを得ているのであって、片方のエンジンだけでは生きられないことを知っておかなければいけません。

 

解糖エンジンではブドウ糖1分子を原料として、酸素を必要とせずにATP2分子とビルビン酸2分子が作られます。ここで作られたビルビン酸がミトコンドリア内部に運ばれ、TCAサイクル・電子伝達系・酸化的リン酸化という反応を経て多量のATPが産生されます。これがミトコンドリアエンジンが作る大きなエネルギーになります。つまり、解糖エンジンが活動しないと、ミトコンドリアエンジンも発動しないのです。

 

脳は確かに普段はミトコンドリアエンジンに頼っていますが、脳がエネルギーとして糖を必要とするのは、とっさの判断やストレス時の反応などのような瞬発的な活動で解糖エンジンを使うからです。したがって、現代社会でストレスフルな状況にあると、脳は絶えず糖を要求することになります。身体が疲れたときも糖を要求します。しかし、前にも述べたように糖を摂り過ぎると、脳細胞自体を傷害するのです。そのことを腸はよく知っています。

 

腸は絶えず食物を消化し、外敵から守る免疫細胞を育てています。常に持続的なエネルギーを使って、消化や免疫機能の活性化を保持しようと努めているのです。つまり、ミトコンドリアエンジンが常にスムーズに動くことが必要です。小腸は積極的に糖を吸収しますが、それを自分でエネルギーとして使うわけではありません。エネルギー源として使っているのは糖ではなく、小腸粘膜に吸収されたグルタミン酸です。グルタミン酸はほとんど小腸粘膜で代謝され、血中に入って腸以外の組織で利用されることはありません。ミトコンドリアエンジンは糖が多すぎるとスムースに働かないのです。腸が糖の摂り過ぎを嫌うのは、それが原因なのだろうと思います。

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健友館こん整体
院長:  今  晋

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