体に何が必要なのかを考える。
「日本人だからこそ「ご飯」を食べるな」から引用。
●本当にヘルシーな食事とは何か
巷でいわれている「ヘルシーな食事」のイメージが、いかにイメージだけで中身のないものであるかについては、十分にご理解いただけたと思います。同様に、「カロリー神話」にも根拠らしい根拠がなく、信頼性のかけらもない概念でした。みなさんがMEC食を実践する際には、よっぽどの大食漢(たとえば、肉を毎日2キログラムも3キログラムも平らげてしまうとか)でないかぎり、カロリーはまったく無視して構いません。
本当の意味でヘルシーなのは、必須栄養素であるたんぱく質と脂質を多く含む食品。現代人は圧倒的にたんぱく質不足なので、もっと積極的に摂取する必要があります。
もちろん、MEC食の基本は「肉・卵・チーズ」。この基本さえ守っていれば、1日に必要な栄養素を十分にとることができ、健康で活発な毎日を送ることができます。
食材選びのもうひとつの基準は、すべてにおいて動物性食品を優先し、植物性食品を避けること。その理由は、ヒトがもともと肉食動物だからです。一例をあげれば「大豆より肉」であり、「カノーラ(キャノーラ)油よりバターやラード」といった具合です。
大豆には豊富なたんぱく質が含まれていて、植物の中では優秀な食品です。事実、たんぱく質の含有量を示す「アミノ酸スコア」の数値も高め。しかしながら、やはり肉と比較すると貧弱な感は否めず、メインとして食卓に乗せる食材にはなり得ません。食べるなら、より人体の構成に近い肉のほうがおすすめということになります。
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