肉食・副作用

●肉食による副作用はないのか?


高タンパク質(現代食から見れば)による副作用はないのでしょうか?


タンパク質が消化・代謝されてできる副産物は窒素です。窒素は、肝臓で尿素という物質に無害化されて尿から排出されます。したがって、私たちのタンパク質摂取上限は、自分の肝臓の尿素生成能力によります。肝臓の尿素生成能力を超えてしまうと、血液中に窒素がアンモニアとして放出されます。


肝硬変の末期では肝臓の機能が低下しているため、高タンパク質の食事を摂取すると「高アンモニア血症」を来たします。この場合、けいれん、振戦、意識障害(「肝性脳症」といます)を起こし、死に至ることがあります。


しかし、肝硬変の末期でない限り、総カロリーの30%ほどのタンパク質を摂取してもこのような副作用はでません。


また、脂肪分の少ない赤肉だけを食事にした場合に、吐き気や下痢を起こす場合があります(これを「rabbit starvation」といいます。ウサギの肉はほとんど脂肪分を含まないからです)が、このような症状を呈した例は今まで1例見られただけで、実際の臨床報告としてはありません。


高タンパク質は腎臓に負荷をかけるのでよくないとされていますが、長期に及ぶ総カロリーの20%以上のタンパク質食で腎臓に病変のなかった人の腎機能にはまったく悪影響を及ぼしませんでした。イヌイット族では1日の総摂取カロリーの95%以上を肉類から摂取していますが、食事が西洋化するまではガンなどの病気はなかったことが知られています。


タンパク質は健康維持に欠かせない栄養素であり、一部でイメージされているような体に害をなすものではありません。


なお、同じ100カロリーに占めるタンパク質の割合を見ていくと、草食動物(牧草で育った家畜あるいは野生動物)の肉では83%、穀物では12%、豆類では27%、牛乳では21%、チーズで28%、バターで0%になっています。いかにタンパク質源として肉類が重要かが分かるでしょう。

(「間違いだらけの食事健康法」)

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