痛み止めと解熱剤

●痛み止めと解熱剤は同じもの


誰でも年間に何回かは薬を飲むことがあるはず。なかでも一番多いのが痛みを取り除くための薬だろう。頭痛やひざなどの痛み、女性なら生理痛など、日常的に痛みにみまわれることは少なくないからだ。また、「すぐに熱が出ちゃって……」と解熱剤を飲むという人もけっこういる。

 

さて、ここで問題だが、痛みを止める鎮痛剤と熱を下げる解熱剤、いったいどこがどう違うのだろうか。

 

「そりゃあ、使う目的が違うのだから、成分から何からまったく別のものだろう」

 

一般的にはそう考えても不思議はない。しかし、鎮痛剤と解熱剤、実は基本的には同じものなのである。想定外の解答かもしれないが、私たちの体の反応という点から見ると、しごく当たり前のことなのだ。

 

痛みも発熱も、体に炎症が起こったことで生じる。局所の炎症が激しいときに感じるのが痛み。炎症反応が全身に及ぶと発熱になる。どちらももとの原因は炎症にあるわけだから、それを抑えるための薬は、当然、同じということになる。

 

では、なぜ炎症が起きるのか?まず、知っておいていただきたいのは、「炎症=体にとって好ましくない反応」という捉え方は間違っているということである。炎症は生体の防御反応、すなわち、体を守るための反応なのだ。

 

病気や症状を治すために、体は備わっているシステムを動員して必死に闘う。炎症はまさしく「目下、戦闘中!」というシグナルに他ならない。

 

たとえば、虫に刺されるとその部分が赤く腫れ、熱を持ったり、痛みを感じたりする。刺された部分には白血球が集まり、ヒスタミンなどの化学的な物質を出して、虫の毒を排除しようと懸命に取り組む。その過程で炎症反応が起こり、先のようなさまざまな症状があらわれるのである。

 

炎症は病気や症状を治すために必要不可欠の反応だ。大事なのは必要なときに、必要なところで、必要なだけ起きる、ということである。そして、戦闘停止命令が下ったら、つまりは炎症がいらなくなったら、速やかに鎮静化することが必要になる。

 

さて、ここで疑問がわき上がらないだろうか。痛みにしろ、発熱にしろ、炎症から生じている。だから、どちらにも同じような炎症を抑える薬が使われるわけだが、一方で炎症は体を守るべく働いているのだ。つまり、これは車のアクセルとブレーキを一緒に踏んでいるようなものではないか。

 

そう、まさしくそこが薬の問題点なのだ。

(「薬がいらない体になる食べ方」)


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院長:  今  晋

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