肩の脱臼

私も肩関節は緩いです。肩関節の構造を理解すると対処も違いますね。


「よくわかる首・肩関節の動きとしくみ」から引用。

 

関節唇(かんせつしん)は肩関節の安定に欠かせない静的安定化機構の一つです。その役割について考えます。

 

●関節唇の役割

 

関節唇とは文字どおり、関節周辺に唇(くちびる)のように付着している組織です。関節窩(かんせつか)は縦方向で平均5.3mm、横方向で平均2.8mmと非常に浅い形態をしていますが、この関節窩の深さを高めて、関節の安定化に作用しているのが関節唇です。関節唇があるだけで、関節窩の深さは、縦方向で60~80%、横方向で120~130%増加すると報告されています。

 

また、関節唇は上腕骨の脱臼防止にも大きく関わります。ある研究によると、関節唇が損傷されていない状態では、肩を脱臼させるのに要する力は60~120kg必要であったのに対し、損傷を受けている状態では、わずか8~12kgであることが報告されています。

 

関節唇は関節窩の前下方部分が非常に脆(もろ)く、損傷を生じやすい部分であることが報告されています。また、関節唇の上部は柔らかい※疎性結合組織によって疎(そ)に結合しているのに対し、下部は固い※密性結合組織によって密に結合しています。このことは野球選手の投球障害の一つであり、関節唇上部が損傷するSLAP lesion(スラップリージョン)の発生機序と関わっています。


関節唇への栄養供給は、肩甲上動脈や肩甲回旋動脈などの血管により行われますが、関節唇の上部と下部とで血流の多さに違いがあり、上部は下部と比べて血流が少ないという特徴があります。そのため、上方関節唇の損傷が起きると、治療回復に時間がかかると考えられています。


※疎性結合組織:一般的な結合組織で、上皮やリンパ管や血管を覆う柔らかい組織。

※密性結合組織:太いコラーゲン線維束が豊富に存在する組織で、腱と靭帯が典型例。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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