コーラ♪

暑い季節にコーラって美味しいですよね♪何が入っているんだろ(・・?

●コーラに含まれる発がん性物質はごく微量でも危険


「コーラに含まれる※4-メチルイミダゾールは微量なので、心配する必要はない」という意見があります。アメリカ食品医薬品局(FDA)によると、動物実験での投与量は1日に1000缶以上のコーラに含まれる4-メチルイミダゾールの量に匹敵するといいます。実際にそんなにコーラを飲むことはありえないので、心配はないというわけです。


しかし、動物実験では通常大量の化学物質がマウスやラットなどに投与されます。そうしないと、化学物質の毒性がはっきりわからないからです。その量は、人間が通常摂取する量よりも、はるかに多いことになります。そこで、実際に製品から人間が摂取している量でがんになるのかということが、いつも議論の的になります。


今回の動物実験でも、大量の4-メチルイミダゾールが投与されています。それをコーラに含まれる量に換算すると、1日1000缶以上ということになるわけで、「それならそれほど心配する必要はない」と思う人もいるでしょう。


ところが、違うのです。動物実験で得られた毒性データは、通常100分の1の安全係数をかけて人間に適用されます。なぜなら、動物よりも人間のほうが、10倍くらい毒性物質に敏感である可能性があり、さらに同じ人間でも個人差があるのでその差を10倍としているからです。


つまり、10×10=100となるのです。そのため、人間に対する影響を考える際には、動物実験で投与された量の1/100の量で影響するかいなかを見ていかなければならないのです。今回の場合、1000缶以上に1/100をかけると10缶となり、それほど非現実的な数字ではなくなります。


また、発がん性物質は、放射線と同じで、しきい値(これ以下なら安全という値)がないという考え方が一般的です。発がん性物質も、放射線と同様に遺伝子に作用してそれに障害をもたらしてがん化を引き起こすため、ごくごく微量でも悪影響がでるという考え方に基づいています。


結局、動物実験で投与された量に比べて、市販のコーラに含まれている4-メチルイミダゾールの量ははるかに少ないものですが、だからといって安全とはいえないのです。間違いなくいえることは、4-メチルイミダゾールを含まない飲み物に比べて、それを含むコーラを飲み続けることは、がんになる可能性が高まるということなのです。

※4-メチルイミダゾール

アメリカで行われた動物実験で発がん性のあることが認められている。

(「がんになる29の添加物を食べずに生きる方法」) 




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